スイーツの日

312日は、「スイーツの日」です。「ス(3)イ(1)ーツ(2)」の語呂合わせから、当時、サイバーエージェントの子会社のスーパースイーツ社(スイーツのお取り寄せサイトを運営、現在はサイバーエージェントとの資本関係はなく、カリスマパティシエの辻口博啓氏が代表となり、スイーツと取り巻くライフスタイルを提案する会社として、スイーツの商品開発・監修、イベント出演・講演、メディア協力、コンサルティングなどを行っている)が2008年に制定しました。スイーツの魅力をより多くの人に広めることを目的とした記念日として、日本記念日協会に登録されています。記念日をつくらなくてもスイーツが好きな人はたくさんいると思いますが、全国の女性を対象とした「暮らしの根っこ」の調査(2015)によれば、好きなスイーツの種類は、1位がチーズケーキ、2位がチョコレート、3位がスポンジケーキだそうです。また、「スイーツを買いたくなるのはどんな時?」という質問で最も多かった回答は、「自分へのご褒美」であったとのことです。

スイーツとは甘いお菓子のことを言います。主に洋菓子のことで、和菓子は和スイーツと呼ばれることもあります。デザートとスイーツはどう違うのでしょうか。デザートは食後に出される果物やお菓子のことを指します。スイーツは英語で”sweets”と表現し、ガムや飴などの子ども用のお菓子のことを指します。しかし、日本では有名パティシエが作る洋菓子などを「大人が食べるお菓子」という意味で使われたのがきっかけとなり、「お菓子」や「デザート」を含めてスイーツと呼ぶようになりました。スイーツの種類には、焼き菓子、砂糖菓子、冷菓、氷菓などがあります。焼き菓子はケーキ、ビスケット、クッキー、クレープのことを言います。砂糖菓子とは、チョコレートやキャンディー、冷菓・氷菓はアイスクリームやシャーベットのことを言います。

実はスイーツに関する記念日はたくさんあります。その中でも、面白いなと思ったのは「ショートケーキの日」です。毎月22日を「ショートケーキの日」としているのですが、その理由がカレンダーを見てみるとよくわかります。22日の上には必ず15日が来ます。上に15(イチゴ)が乗っかる日で、22日がショートケーキの日なのだそうです。ちなみに全国菓子工業組合連合会が毎月15日を「お菓子の日」に制定しています。その由来は、全国菓子大博覧会の第一回が415日を中心に行われていたからだそうです。お菓子の日に因んだイベントは各地で行われているようです。

食べた人を思わず笑顔にしてしまう、魔法のような存在である「スイーツ」。そんなスイーツを通して人と人が、そして、人と社会がより良い関係になれば良いですね。コロナ禍で開催が難しくなっていますが、スイーツの日に因んで、「スイーツマラソン」が各地で行われていました。速く走ることよりも、スイーツを楽しんで、笑顔になってもらうという考え方で企画されていました。たくさんの人と触れ合って、適度な運動をして自然の空気を感じて、美味しいものを食べるというのがひとつの行事でできるのは最高ですね。エイドステーションでは完全に足を止めて、友達やカップル、家族、グループで語らいながら、笑い合いながらスイーツを食べている光景が広がります。その時も、その地域を生かした食べ物が会場ではふるまわれたりしますので、その土地の名産をおいしく食べる機会がとても楽しかったです。コロナが収束したら是非、再開してほしいイベントです。