まるぎゅう特製恵方巻

「節分」とは立春の前日のことで、2021年は22日(火)です。冬と春の変わり目である節分には邪気が入りやすいと考えられていたため、鬼を払う行事が生まれました。最近は豆まきと恵方巻が恒例行事になっていますね。炒った豆を神棚にお供えし、夜に家長が行うのが豆まきの正式なやり方です。恵方巻はその年の恵方(2021年は南南東やや南)を向き、願い事をしながら無言で一気に食べるのがルールです。

節分とは、本来は季節の分かれ目である「立春、立夏、立秋、立冬」の前日のことで年に4回あります。しかし、室町時代あたりから節分といえば立春の前日を指すようになりました。旧暦では春が新年の象徴だったため、立春前日の節分は大晦日のようなものでした。昔は「季節の変わり目には邪気が入りやすい」と考えられ、年の変わり目でもある立春前日の節分に、邪気の象徴である鬼を追い払う行事が定着しました。豆まきの由来は、古代中国で大晦日に行われていた「追儺式(ついなしき)」という邪気祓いの行事です。これが奈良時代に日本に伝わり、平安時代には宮中行事に採り入れられました。その行事の中のひとつ「豆打ち」が、江戸時代に「豆まき」となって庶民の間で流行したのですが、豆を「打つ」から「まく」に変わったのは、農民の豊作を願う気持ちを反映し、畑に豆をまくしぐさを表しているからだといわれています。

鬼は邪気や厄の象徴。形のみえない災害、病、飢饉などの人間の想像力を超えた恐ろしい出来事は、鬼の仕業を考えられてきました。鬼を追い払うためにまくのは大豆。大豆は五穀のひとつで、穀霊が宿るとされていました。そして「豆を炒る」ことが「魔目を射る」に通じて「魔滅(まめ)」となるため、煎った大豆(福豆)を使って鬼を払うのです。豆はまく前に、枡に入れて神棚に供えると、神様の力が宿って鬼を退治するパワーが増すそうです。神棚がない場合は南の方角の目線より高い場所に、白い紙を敷いてお供えすると良いそうです。

鬼は真夜中にやってくるとされているので、豆まきは夜に行います。できれば家族全員がそろっているとよいでしょう。豆まきは一家の幸せを願う行事なので、本来は家長が豆をまきます。その年の「年男」や「年女」も吉とされています。豆まきの仕方は地方や家によって異なりますが、基本的には、窓を開け「鬼は外!」と大きな声で唱えながら外に向かって豆をまき、鬼が戻ってこないようすぐに窓を閉めて「福は内!」と室内に豆をまきます。家の奥から順番に、最後は玄関までまいて家中の鬼を追い払いましょう。豆まきの後は、1年を無病息災で過ごせるよう年の数だけ福豆を食べましょう。食べる豆の数は一般的には満年齢+1ですが、全部食べきれない場合は、梅干しと塩昆布と豆3粒を入れた「福茶」を飲むと良いですよ。恵方巻とは、福を巻き込んだ太巻きを、恵方(その年の縁起の良い方角)を向いて願い事をしながらまるかじりするという、関西から広まった風習ですが、年によって方角が変わりますので注意が必要です(2021年は南南東やや南)。恵方巻は、無言で一気に食べるのがルールで、家庭によって様々な具材が用いられますが、七福神に因んで7種類の具材を入れると縁起がいいと言われています。せいぶ農産発 焼肉DINING まるぎゅうでは今年が丑年であることにちなみ、特製恵方巻をご用意いたしました。130日(土)まで予約を承ります(受け渡しは22日(火)の営業時間中となります)。よろしくお願いします。