4月28日は「よ(4)つ(2)ば(8)」(四つ葉)と読む語呂合わせから、愛・希望・幸福・健康の意味をもつとされる四つ葉のクローバーにかけ、多くの人に日々の生活の中でこの四つ葉のクローバーのような幸せを見つけてもらうことを目的として「四つ葉の日」を2017年に記念日として一般社団法人 日本記念日協会により認定・登録されました。
四つ葉は、葉が茎や枝の一ヶ所から同時に四枚生え揃うことを意味しています。クローバーは、マメ科シャジクソウ属の多年草で、シロツメクサ(白詰草)の別名でもあります。三つ葉のクローバーは多く見られますが、その変異体である四つ葉のクローバーが稀に見られます。四つ葉のクローバーの発生頻度は三つ葉のそれに対して1万分の1程度になると推定されています。
四つ葉のクローバーを偶然に発見した人には幸運が訪れるとされています。また、四つ葉のクローバーはその形から十字架に見立てられ、幸福のシンボルとされることも多くあり、日本でも四つ葉のクローバーを探す人は多いですね。ただし、実際にはアイルランド民俗学上、キリスト教の普及する以前より、四つ葉のクローバーは特別なものとされていました。
日本でこの四つ葉の日を記念日として制定を発案したのは、大阪に本社を置き、「幸せあふれる未来を創る」を企業理念に掲げ、電力コスト削減に取り組む四つ葉電力株式会社だそうです。素敵な社名・企業理念ですが、イベントを積極的に行っているのは北海道にある「よつ葉乳業株式会社」で、この会社も社名にかけて、この日に100円でソフトクリームを販売するなどしていたようです。今年は新型コロナウィルスの影響でイベントは確認できませんでしたが、新緑の季節に散歩がてら、四つ葉のクローバーでも探してみてはいかがでしょうか?