「おむすびの日」は1月17日、阪神淡路大震災でボランティアによるおむすびの炊き出しを行ったことにちなんで制定されたものです。この「おむすびの日」には、人と人が手を結ぶという意味も込められているのです。その後、いつまでもこのおむすびへの感謝の意味を込め、お米の大切さ、食生活を見直す運動が始まり、ごはんを食べよう国民運動推進協議会の取組みにつながって行きました。現在、その理念は、公益社団法人米穀安定供給確保支援機構に引き継がれています。
西部開発農産の特別栽培米「ミルキークイーン」は、モチモチ食感では右に出るものがないほどの特徴を持っていますが、おにぎりやお弁当などご飯が冷めてもおいしいので、おむすびにはピッタリなお米です。是非、お試しください。おむすびの日が、私達の食生活を支えるばかりでなく、日本文化を支える稲作農業を考えるきっかけに浸透すれば良いなと願わざるを得ません。
地球の裏側から二酸化炭素を大量に排出して、食糧を海外から日本に持ってくるという日本の食糧政策は持続性の観点から見直す時期に来ているのではないでしょうか?本来、その土地でつくった食糧をその地に住む人が食べることが健康的にも最善という原則を日本人は思い出すべきだと思います。農水省の推計では、国産食材だけでカロリー確保できるのは、夕食でご飯1杯と焼き魚一切れしかないといわれており、低下し続ける日本の食糧自給力は大問題だと思います。気候変動の影響で食糧の安定生産が難しくなり、世界人口が増え続け、2019年に77億人に達しましたが、近い将来、世界人口が80億人に達すると最も食糧危機に直面するのが日本だと言われています。輸出国であり、農業大国である豪州が大干ばつで3年連続で生産額の減少に見舞われ、高気温が地表を熱して乾燥させたことから発生した大規模火災が長引き、生態系に影響を及ぼしているという昨今、対岸の火事として眺めている日本と外国からの輸入に依存している日本の食糧事情に危機感を覚えずにはいられません。