JETRO盛岡主催「食品輸出商談会in 岩手」が、ホテルメトロポリタン盛岡で行われ、参加してきました。ジェトロ盛岡事務所としては約4年ぶりの海外バイヤー招聘のイベントで、今回は5カ国(カナダ、ドイツ、シンガポール、中国、エチオピア)からバイヤーが盛岡に来て頂きました。バイヤーごとに関心品目が異なりますので、事前に商談希望の会社に申請書を提出し、マッチングした会社との商談を行うという手順だったのですが、弊社は5社中、4社との商談を行うことができました。
当日は、地元のメディアの取材があるのでジェトロから協力依頼を受けました。テレビ岩手とめんこいテレビが来ていました。中にはおなじみのキャスターも!エチオピアの会社との商談中にカメラが入り、商談後はインタビューを受けましたが、その日の夕方には放送されたようです(私は次の出張先に移動していたので見ることはできませんでした)。
商談していて感じたのは、外国人が本物の日本食を日本で経験した後、自国でも同じレベルの日本食を価格が高くても食べたいという声が高まっているということです。海外の日本料理店は、海外の食材を使った日本料理(所謂、なんちゃって日本料理)で、日本国内で食べる日本料理とはまったく違うものなのです。日本で本物の日本料理を経験した外国人からは、米だけでなく小麦粉でさえ、日本の小麦がほしいという需要が高まっています。
海外での日本食に対する関心が高まっていること、今年はラグビーワールドカップで、来年は東京五輪でますます多くの外国人が本物の日本食を経験することになるので、この機会をうまく捉えて、無理やり輸出するのではなく、双方のニーズがマッチングする海外輸出のビジネスに結びつけていきたいと思います。