JETRO主催の「香港の日本食品市場の動向と流通」セミナーに参加してきました。世帯当たりの消費支出額が日本より大きい香港ですが、食にはうるさいという特徴をもち、日本の食品産業にとってはビジネスチャンスの多い国だと思います。また、一人当たり名目GDPも2014年以降は日本を上回り続けています。日本贔屓の香港人の割合が最も高く、日本食が人気となっています。中国市場攻略のキーワード「大湾区(ビッグベイエリア)」は、香港を含む11都市を指しており、日本企業にとっては香港は中国市場攻略のひとつとしてねらい目となっています。香港人は食の質に対する嗜好が強く、オンリーワンで香港市場のニーズに合っていれば価格はそのまま通る可能性が高いとのこと!現地のインポーター選定が香港輸出の成功のカギといわれていますが、現地ニーズに合ったメニュー提案と差別化ができるかどうかが最も大きなカギを握ると思いました。良い素材を持っていてもフレキシブルな対応、商品知識、差別化できるメニュー提案の行えるインポーターと連携することが重要なのでそのようなインポーターを見出すことが輸出ビジネス成功のカギということでした。