ふるさと納税事業者勉強会に参加してきました。北上市がふるさと納税制度に参加して今年で11年目を迎えます。ワイドショーで騒いでいた一部自治体の寄付獲得のための度が過ぎる返礼品も6月に地方税法が改正され、ふるさと納税制度に一定のルールを設けてスタートすることで問題が一掃されてよかったと思います。本来、寄付が趣旨とはいえ、当社のような事業者にとってはふるさと納税制度を通して全国の方々に自社の商品を使っていただける大きな機会です。ましてや通販の大きな障壁である送料という問題も行政が負担してくれることで事業者にとっては大変助かり、寄付者にとっても手軽に地方の産地直売品が寄付の返礼品として手に入るのは大きなメリットでしょう!寄付者は返礼品に加えて、寄付金から手数料を引いた分を住民税などの控除に使えるのでまさに三方よしです。今回の勉強会で学んだことは、いかに新規に寄付者を獲得するか、獲得した寄付者をいかにリピーターになってもらうか、リピーターをいかにファン(応援者)になってもらうかというマーケティング施策です。福井県坂井市の事例を紹介頂きましたが、入金確認から翌々日発送を可能にする努力、同梱物に手書きの手紙を入れるなど小さな努力の積み重ねで寄付者に感動を与え、口コミを発生させるような生産者のこだわりや想いが伝わる仕掛けをいろいろと実施していることを知りました。これに比べると当社はまだまだ甘いなと思いました。坂井市では寄付金の使い道も最初から市民が参加して決めるという仕組みもすばらしいと思いました。北上市も市民の意向を踏まえた寄付金の使い道をこれから考えていくということでまず、事業者にアンケート調査を行うということでした。寄付者も寄付の使い道に関心が高いということなので寄付者満足度№1の自治体を目指すそうです。事業者、行政の努力でいかに寄付者の満足度を高めていくかが今後の寄付獲得に大きな影響を及ぼすでしょう。まずは、生産者の顔写真準備、1商品あたり複数枚の写真準備、寄付者に返礼品についての感想投稿を促す仕組みなどできるところから着手していきます!