国主導の農水畜産物の輸出プロジェクト「グローバル・ファーマーズ・プロジェクト」(通称:GFP/ジーエフピー、本部長:安倍首相)の東北ブロック説明会が仙台で開催されました。「1億人ではなく、100億人を見据えた農林水産業へ。」というキャッチコピーに共感し、西部開発農産も輸出ビジネスは不可避だろうと考え、参加してきました。日本の人口減少から市場としての魅力は今後、海外に向いていきます。国内で保護されてきた日本の農畜水産業は海外農産物との競争に晒されることが不可避と予想される状況でいつまでも日本の農業は国内だけで考えていて良いはずがありません。市場では、本当に良いものが消費者に受け入れられ、そうでないものは市場から消え去っていくのが原則です。日本の農畜産物が本当に良いものであれば国内だけでなく海外市場でも受け入れられていくはずです。欧米の農畜産物は日本以上に国策として国内だけでなく輸出にも力を入れています。今回、このプロジェクトを立ち上げたのは評価が高く増え続ける海外での日本食レストランとともにこれらを支える日本の農水畜産物の輸出を増やして農家の所得も増やしていくことが国の目的であります。今年の8/31に立ち上げ、来年度の概算予算要求は行われており、グローバル産地の形成を国内の10か所程度に絞り込む予定です。都道府県、経産省、JETROとも連携していく予定です。当面、GFP会員でネットワーク交流会や勉強会を行い、グローバル産地に立候補して承認を受けるか、共同プロジェクトを発足し国からのバックアップを受けるかの仕組みを作っていくことになります。